読者さま最近うちのこの抜け毛がすごいけど、これって普通?



掃除してもすぐ毛が落ちてる……何か対策はない?
そんな疑問や不安を感じている飼い主さんはとても多いです。
犬と暮らしていると、季節の変わり目に突然始まる大量の抜け毛に戸惑うことがあります。
犬の換毛期は自然な生理現象ですが、犬種や生活環境、年齢によって差があり、初めて経験する飼い主さんほど「いつまで続くのか」「放っておいて大丈夫なのか」と心配になりがちです。
犬の換毛期は一般的に春と秋の年2回で、期間は数週間から1〜2か月程度が目安です。
とはいえ、室内飼いが増えた現代では、冷暖房の影響で換毛期が長引いたり、時期が分かりにくくなったりすることもあります。
適切なお手入れと生活環境の調整、そして栄養管理を行うことで、抜け毛を抑え、健康的で美しい毛質を保つことが可能です。
- 犬の換毛期はいつまで続くのか
- 換毛の仕組みや犬種による違い
- 換毛期に行うべきお手入れ方法
- 抜け毛を散らかさない工夫
- 掃除のコツ
- 毛並みを整えるための栄養素
換毛期のストレスを減らし、愛犬も飼い主さんも快適に過ごすためのヒントをぜひ参考にしてみてください。
犬の換毛期とは


犬の換毛期の読み方とは
換毛期は「かんもうき」と読みます。
これは古くなった被毛が抜け落ち、新しい被毛へと生え替わる期間のことを指します。
人間でいう衣替えのようなもので、犬が季節の変化に適応するために欠かせない自然なサイクルです。
換毛は見た目だけでなく、体温調節や皮膚の健康にも深く関わっています。そのため、抜け毛が増えること自体は異常ではありません。
犬の換毛期はいつ?
犬の換毛期は主に春と秋の年2回です。
春は寒さから身を守るための冬毛が抜け、通気性の良い夏毛へと切り替わります。
秋はその逆で、暑さ対策の夏毛が抜け、保温性の高い冬毛へと生え替わるのです。
一般的な期間は数週間から1〜2か月ほどですが、個体差があり、環境によってはだらだらと長引くこともあります。



室内飼いの犬は、冷暖房の影響で季節感が薄れ、換毛のタイミングが分かりにくくなる傾向があります。
犬が換毛する理由は
犬が換毛する最大の理由は、気温と日照時間の変化です。
日が長くなり暖かくなると夏毛に、日が短く寒くなると冬毛に切り替わるよう体が反応します。
この仕組みによって、犬は一年を通して快適な体温を保つことができます。
換毛は健康な証拠ともいえるため、正しく理解することが大切です。
換毛期で抜けすぎ?
換毛期になると、「こんなに抜けて大丈夫?」と不安になるほど毛が抜けることがあります。
特にダブルコートの犬では、ブラッシングのたびに大量の毛が取れることも珍しくありません。
全身からまんべんなく毛が抜けている場合は、基本的に心配ありません。
換毛期での抜けすぎは自然な現象であり、体が季節に適応しているサインです。
換毛する犬種としない犬種


換毛する犬種(ダブルコート)
ダブルコートの犬は、硬めの上毛と、柔らかく密集した下毛の二層構造を持っています。
この下毛が換毛期に大量に抜けるため、抜け毛が目立ちやすくなります。
ダブルコートの犬は換毛期のケアが特に重要で、放置すると毛玉や皮膚トラブルにつながることがあります。
換毛しない犬種(シングルコート)
シングルコートの犬は下毛が少なく、換毛期の変化が比較的穏やかです。抜け毛が少ない分、掃除の負担も軽く感じやすいでしょう。
ただし、まったく毛が抜けないわけではなく、日常的に少しずつ生え替わっています。
換毛する時期のお手入れ方法


こまめなブラッシング
換毛期のお手入れで最も重要なのがブラッシングです。
毎日、もしくは2日に1回程度行うことで、不要な毛を効率よく取り除けます。



ブラッシングは抜け毛対策だけでなく、皮膚の血行促進や健康チェックにもつながります。
定期的なシャンプー
換毛期には、抜け毛を洗い流す目的でシャンプーも効果的です。
皮膚を清潔に保つことで、かゆみや炎症を防ぎやすくなります。
ただし、洗いすぎは皮膚の乾燥を招くため、月に1〜2回程度を目安にしましょう。
必要ならトリミング
自宅でのケアが難しい場合や毛量が多い犬は、トリミングサロンを利用するのも一つの方法です。
プロのケアで余分な毛をしっかり処理してもらうことで、その後のお手入れが楽になります。
抜け毛を散らかさない対策


換毛期の抜け毛対策は、こまめな掃除やお手入れだけでなく、「毛をできるだけ広げない工夫」を取り入れることが重要です。
日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、室内に舞う毛の量は大きく変わります。
ここでは、無理なく続けやすい具体的な対策を詳しく解説します。
服を着せる
換毛期用の犬服を着せることは、抜け毛対策として非常に効果的です。
体から抜けた毛が直接床や家具に落ちるのを防げるため、掃除の回数や手間を減らすことにつながります。
- 来客前
- 外出時
- 車に乗せるとき
- ブラッシング後
上記の場合、服を着せておくことで毛の飛散を最小限に抑えられます。
ブラッシング後は服を着ることで、残った浮き毛が室内に広がるのを防ぐ効果も期待できます。
ただし、長時間着せっぱなしにすると蒸れやすくなるため、通気性の良い素材を選び、こまめに脱がせて皮膚の状態を確認することが大切です。
抜け毛に困る場所には乗せない
ソファやベッド、ラグの上は特に抜け毛が絡みやすく、掃除が大変になりがちです。
換毛期の間だけでも、これらの場所に犬を乗せないルールを作ると、室内の抜け毛対策が一気に楽になります。
どうしても一緒にくつろぎたい場合は、専用のカバーやブランケットを敷き、洗濯しやすい環境を整えるのもおすすめです。



掃除の範囲が狭められて、掃除の負担が減りますね!
移動のお部屋を決める
犬が自由に家中を移動できる状態だと、抜け毛も家全体に広がってしまいます。
換毛期は特に、犬が過ごすスペースをある程度決めておくことが効果的です。
リビングだけ、あるいは一部屋を中心に過ごさせることで、抜け毛が集中し、掃除の効率が格段に上がります。
また、犬自身も落ち着いて過ごせる場所ができるため、ストレス軽減にもつながります。
ゲートやサークルを活用しながら、犬にとって快適で、飼い主にとっても管理しやすい環境を整えることが、換毛期を乗り切るポイントです。
抜け毛の掃除方法


換毛期の抜け毛対策では、こまめな掃除が欠かせません。
ただやみくもに掃除機をかけるだけでは、毛が舞い上がってしまい、かえって効率が悪くなることもあります。
床材や家具の素材に合った掃除方法を取り入れることで、短時間でもしっかりと抜け毛を取り除くことができます。
フローリングの床
フローリングは一見掃除しやすそうに見えますが、犬の毛は静電気で床に張り付きやすく、掃除機だけでは取り切れないことがあります。
そこでおすすめなのが、静電モップで毛を集めてから掃除機をかける方法です。
先に静電モップで毛やホコリをまとめることで、掃除機使用時に毛が舞い上がるのを防げます。
その後、掃除機で細かいゴミを吸い取ると、床がすっきりと仕上がります。
換毛期は1日1回を目安に行うと、毛の蓄積を防ぎやすくなります。
ソファやベッド
ソファやベッドなどの布製家具は、繊維の奥に犬の毛が入り込みやすく、掃除が大変な場所です。
粘着クリーナーは表面の毛を手軽に取れるため、毎日の簡単なお手入れに向いています。
よりしっかり掃除したい場合は、ゴム製ブラシやペット用ブラシを使うと、絡みついた毛を効率よくかき出せます。
定期的にカバーを外して洗濯することで、抜け毛やニオイの蓄積も防げます。
カーペット
カーペットは犬の毛が最も絡みやすい場所の一つです。
掃除機をかける際は、ゆっくりと時間をかけて動かすことが重要です。早く動かすと毛が十分に吸い取れません。
掃除機の前にゴム製ブラシやデッキブラシで毛を浮かせておくと、吸引効率がさらに高まります。
換毛期は特に、部分的に集中して毛が溜まりやすいため、気になる場所を重点的に掃除しましょう。
空気清浄機を設置
床や家具の掃除に加えて、空気中に舞う抜け毛やホコリへの対策も大切です。
空気清浄機を設置することで、目に見えない毛やハウスダストを吸い込み、室内環境を清潔に保ちやすくなります。
犬がよく過ごす場所の近くに設置すると効果的で、換毛期のアレルギー対策としても役立ちます。



空気清浄機だけではなく、床掃除と併用することで高い効果が期待できます!
換毛期の抜け毛を放置するとどうなる?


換毛期の抜け毛は「そのうち落ち着くだろう」と思い、つい放置してしまいがちです。
しかし、適切なケアを行わずにいると、犬自身の健康だけでなく、飼い主や家族の生活環境にもさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、抜け毛を放置した場合に起こりやすいトラブルについて詳しく解説します。
皮膚トラブル
換毛期に抜けた毛をそのままにしていると、様々な皮膚トラブルの原因になります。
- 通気性が低下して皮膚が蒸れ、痒みや炎症を引き起こす
- 抜け毛が溜まると皮膚炎や湿疹につながる
- 毛玉が絡んでストレスになる
抜けたままの古い毛が新しい毛や皮膚に絡まり、被毛の内側の通気性が著しく低下します。
すると皮膚が蒸れやすくなり、湿気がこもった状態が続くことで、かゆみや赤み、炎症を引き起こしやすくなります。
特にダブルコートの犬は下毛が密集しているため、抜け毛が溜まると皮膚まで空気が届きにくくなります。
その結果、細菌や真菌が繁殖しやすい環境が整い、皮膚炎や湿疹などのトラブルにつながることがあります。
また、毛が絡んで毛玉ができると、引っ張られる刺激で犬が強いストレスを感じる場合もあります。
皮膚トラブルを防ぐためにも、換毛期はいつも以上にブラッシングと被毛チェックを心がけることが大切です。
ハウスダストによるアレルギー
抜け毛を放置すると、室内に落ちた毛がホコリやダニと絡まり、ハウスダストの一因となります。
目に見える毛だけでなく、細かくちぎれた毛やフケは空気中に舞いやすく、知らないうちに吸い込んでしまうこともあります。
この状態が続くと、家族のくしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状が悪化する可能性があります。特に小さな子どもやアレルギー体質の方がいる家庭では注意が必要です。
さらに、犬自身も舞い上がった毛やホコリを吸い込むことで、呼吸器に負担がかかる場合があります。
換毛期はこまめな掃除と換気を行い、空気清浄機なども活用しながら、室内環境を清潔に保つことが重要です。
換毛期じゃないのに抜ける原因とは


犬の抜け毛は換毛期だけに起こるものではありません。
季節とは関係なく抜け毛が目立つ場合や、明らかに量が多いと感じる場合は、体調や皮膚の状態に何らかの異変が起きている可能性があります。
ここでは、換毛期以外に抜け毛が増える主な原因について詳しく解説します。
犬は換毛期ではげる?
換毛期の抜け毛は、全身から均等に毛が抜けるのが特徴です。
そのため、体の一部だけが極端に薄くなったり、地肌が見えるほど毛が抜けたりすることはほとんどありません。
もし部分的に円形や帯状に毛が抜けている場合や、短期間で急激に毛量が減った場合は、単なる換毛期とは考えにくい状態です。
こうした症状は皮膚疾患やホルモンバランスの乱れなどが関係していることもあるため、早めに原因を確認することが大切です。
皮膚疾患
細菌や真菌による皮膚病は、換毛期以外の抜け毛の代表的な原因です。
皮膚に赤みや湿疹、フケ、かさぶたが見られる場合は、皮膚トラブルを起こしている可能性があります。
かゆみが強いと犬が頻繁に掻いたり舐めたりするため、さらに毛が抜けて症状が悪化しやすくなります。
皮膚疾患は放置すると慢性化することもあるため、異変を感じたら早めに動物病院で診察を受けましょう。
寄生虫
ノミやダニなどの寄生虫も、強いかゆみと抜け毛を引き起こします。
特に体をしきりに掻く、噛む、床に体をこすりつけるといった行動が見られる場合は注意が必要です。
寄生虫による刺激が続くと、皮膚が炎症を起こし、部分的な脱毛につながることがあります。
定期的な予防薬の使用や、日頃の被毛チェックによって早期発見・予防を心がけましょう。
高齢犬の皮膚トラブル
高齢犬になると、皮膚の新陳代謝や免疫力が低下し、若い頃よりも毛が抜けやすくなります。
皮膚が乾燥しやすくなることで、フケやかゆみを伴うことも少なくありません。
また、加齢によるホルモンバランスの変化が被毛の成長に影響を与える場合もあります。
高齢犬の抜け毛が気になるときは、保湿ケアや栄養バランスの見直しを行い、必要に応じて獣医師に相談することが大切です。
毛質や毛並みを整える大事な栄養素


換毛期の抜け毛対策というと、ブラッシングや掃除に目が向きがちですが、実は体の内側からのケアも非常に重要です。
被毛や皮膚の状態は、日々摂取している栄養の影響を大きく受けています。
必要な栄養素が不足すると、毛がパサついたり、抜け毛が増えたりする原因にもなります。
健康的な毛質と美しい毛並みを保つために特に大切な栄養素について詳しく解説します。
タンパク質
被毛の主成分はケラチンというタンパク質です。
そのため、良質なタンパク質を十分に摂取することは、丈夫で健康な毛を作る基本になります。
タンパク質が不足すると、毛が細くなったり、切れやすくなったりするだけでなく、全体的に毛艶が失われやすくなります。
換毛期に新しく生えてくる毛の質にも影響するため、日頃からバランスの取れた食事を心がけることが大切です。
ドッグフードを選ぶ際は、主原料に肉や魚が使われているかを確認し、消化吸収の良いタンパク質が含まれているものを選ぶと安心です。


ビタミンA
ビタミンAは、皮膚や被毛のターンオーバーを正常に保つ働きがあります。
皮膚の再生を助けることで、乾燥やフケを防ぎ、健康な毛が育ちやすい環境を整えます。
不足すると皮膚が乾燥しやすくなり、かゆみや被毛のパサつきにつながることがあります。
一方で、過剰摂取は体に負担をかける可能性があるため、サプリメントなどを使用する場合は注意が必要です。
基本的には総合栄養食として設計されたドッグフードから摂取するのが理想的です。
オメガ-3脂肪酸
オメガ-3脂肪酸は、皮膚の炎症を抑え、被毛に自然なツヤを与える働きがあります。
皮膚のバリア機能をサポートするため、乾燥やかゆみを感じやすい犬にも役立つ栄養素です。
換毛期に皮膚トラブルが起こりやすい犬や、毛並みがゴワつきやすい犬では、オメガ-3脂肪酸を意識して取り入れることで、被毛の状態が安定しやすくなります。
魚由来の脂肪酸が含まれたフードは、毛艶ケアを重視する飼い主さんに人気です。
亜鉛
亜鉛は、細胞の再生や新陳代謝に関わる重要なミネラルで、被毛の成長や皮膚の健康維持に欠かせません。
亜鉛が不足すると、毛が抜けやすくなったり、皮膚にトラブルが起こりやすくなったりすることがあります。
特に換毛期は新しい毛が生える時期でもあるため、亜鉛の働きが重要になります。
ただし、亜鉛も過剰摂取は健康に影響を及ぼす可能性があるため、フードの栄養バランスを確認し、必要以上にサプリメントを追加しないよう注意しましょう。
まとめ|換毛期のお手入れと抜け毛対策で愛犬が快適に過ごせるようにしよう!
この記事では犬の換毛期における対策から抜け毛によるトラブル、毛並みのために必要な栄養素まで解説しました。
犬の換毛期はいつまで続くのかを理解し、換毛の仕組みや犬種の特徴に合わせたケアを行うことで、抜け毛の悩みは大きく軽減できます。
- こまめなブラッシング
- 定期的なシャンプー
- トリミング
- 服を着せる
- 抜け毛に困る場所には載せない
- 移動のお部屋を決める
| 掃除場所 | 方法 |
| フローリングの床 | 静電気モップ→掃除機 |
| ソファやベッド | ゴム製ブラシやペットようブラシ |
| カーペット | ゴム製ブラシやデッキブラシ→ゆっくり掃除機 |
換毛期は犬にとって自然で大切な時期です。
正しいお手入れ、掃除の工夫、そしてバランスの取れた栄養管理を心がけることで、愛犬は一年を通して快適に過ごせます。
- タンパク質
- ビタミンA
- オメガ-3脂肪酸
- 亜鉛
換毛期を「大変な時期」ではなく、「健康を見直すチャンス」と捉え、前向きに向き合っていきましょう。
日常生活に無理なく取り入れられる対策から、ぜひ実践してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。











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